診療内容
診療科目:心療内科・精神科
心療内科・精神科について
不安・抑うつ・不眠・食欲不振や食欲過多・対人緊張・パニック・空虚な自己の存在感・原因不明の身体症状・人間関係の悩み等、様々なストレス障害に対応し診療を行います。誰にも相談できず一人で悩んでおられる方は特に、お話しされるだけでもずいぶん楽になられるケースが多くあります。繰り返しお話を伺いながら、「何が一番問題となっているのか。どうしたいと自分は思っているのか。」を一緒に見ていきながら、治療の方向性を共に考えていきたいと思っています。
「不安があっても未来へと繋がる今まさにこの瞬間瞬間を充実して生きている私」を心から実感できるように援助していきたいと思います。
以下のようなお悩みはございませんか?

- 何をするにも気力が無い
- 会社や学校に行けない。
- 気分が沈む、ふさぎこみがち
- ずっと体調がすぐれない
- イライラすることが多い
- 食欲がない、急激に痩せてしまった
- 食べたくないのに
甘いものを多量に食べ過ぎてしまう - 食べたいけれども
食べてはいけないといつも考えてしまう - 眠れない、昼間に眠気に襲われる
- 記憶が所々抜けている
- 知らない間に
色々な物を買ってしまっている - 理由もなく
強い不安に襲われることがある - 動悸がしてパニックになってしまう
- 緊張するとお腹が痛くなる
- 手を何度も洗わないと気がすまない
- 幻覚や幻聴がある
- 他人との関係がうまくいかない
対象となる主な障害
- ストレス関連障害
- 恐怖症性不安障害
- 全般性不安障害
- 強迫性障害
- 解離性障害
- 転換性障害
- 摂食障害
- 身体表現性障害
- 人格障害
- うつ病
- 躁うつ病
- 統合失調症
心理療法および心理検査について
当院では、心理療法および心理検査は、主に心理士が担当します。
当院でできる検査
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図検査、ホルター(24時間記録)心電図検査 ホルター心電図受けられる方へ(PDF)
- 各種心理検査
- ① 知能検査・認知機能検査
・ウェクスラー知能検査(WAIS-Ⅲ、WISC-Ⅳ)
個人のもつ能力の強みや弱みを詳しくみていくことができます。さらに、苦手な領域についてはどのように工夫することができるのか、得意な領域をさらにどのようにのばしていくことができるのかも一緒に考えていきます。発達障害の鑑別の際に参考になりますが、この検査の結果だけで発達障害と診断することはできません。
・WMS-R
記憶の力と、注意・集中の力を見ることができます。
・新ストループ検査Ⅱ
選択的注意(必要な時に、必要な情報へ注意をむけることができるか)の力を見ることができます。
・ウィスコンシンカード分類検査
セットシフティング(状況の変化に直面した際の柔軟さ) の能力を見ることができます。 - ② 人格検査
・ロールシャッハ・テスト
ストレス対処の能力や感情のコントロールの仕方、自己イメージ、対人イメージなど、さまざまな情報を得ることができます。
・P-F スタディ
人間関係でフラストレーションを感じた時に、どのように対処していくかがわかります。
・SCT
文章を書いてもらうことにより、その人のパーソナリティー全体を推測していく検査です。
・MMPI
人格の特徴を多面的にとらえることができます。 - ③ 描画検査
・バウムテスト
木を描いて、性格特徴や他者・社会との関わり方をみるテストです。
・HTPP
家、木、人の絵を描き、性格特徴をみるテストです。
・風景構成法
1枚の用紙に風景を描き、そこに現れてくる心の深層をみていくテストです。
- ① 知能検査・認知機能検査
当院でできる治療
- 薬物療法
- 心理療法(カウンセリング)
- rTMS(反復経頭蓋磁気刺激) 自費診療:1回税込5,500円~
rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)はうつ病の新しい治療法として近年注目されています。
薬物治療で十分な症状の改善が得られなかった方にもrTMS が奏功するケースがあり、副作用も薬と比較すると極めて少ない為、薬物治療を受けたくない方にもおすすめです。
1985年からrTMSは世界的な広がりを見せ始めており、現在では、うつ病以外にも研究が進み、不眠症等への効果も期待されるようになってきています。
rTMSにおいては、頭部にコイルを当てて磁気刺激を繰り返し行うことで、患者さんの脳神経細胞の活動性の正常化を通して症状消失へと導きます。
当院導入の機械には、通常の反復刺激のモード以外にシータ・バースト刺激モードも搭載されており、より短時間で効果的な治療を行う事が可能です。治療は週3~5回のペースで計20~30回程度受けていただくのが理想的です。
なお、ペースメーカー・人工内耳等の金属類を付けられている方、てんかん・けいれん発作の既往のある方は対象外となります。詳しくは医師までご相談くださいますようお願い致します。