【しんたにクリニック】は宇治市の心療内科・精神科です。近鉄京都線「大久保」駅、JR奈良線「新田」駅より徒歩約2分。思春期、青年期、壮年期のメンタルケア(薬物療法や心理療法など)に力を入れています。少しでも気になるお悩み、症状がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。駐車場完備。

点滴療法

高濃度ビタミンC25g点滴療法

仕事でのプレッシャーや個人的な悩み、環境の変化などは、ストレスの原因となります。
体内におけるストレス反応は、ストレスホルモンの放出や交感神経系の活性化といった生理学的な変化を生じさせ、活性酸素の発生を惹起します。大量の活性酸素は細胞に大きなダメージを与えることで、時間をかけて慢性疲労や加齢を生じさせる原因となっています。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、このような活性酸素の働きを抑えることができるのですが、その他にもリンパ球活性化、過酸化脂質生成抑制、抗ヒスタミン、コラーゲン生成促進、メラニン生成抑制などの作用も報告されており、高濃度のビタミンC点滴によって、ストレスに伴う体調不良改善やアンチエイジング、美容等への効果が期待できます。

次の様な自覚症状のある方にお薦めします

  • 憂うつ感が強い。
  • いつも疲れている。体が疲れやすい。
  • アトピー性皮膚炎がある。
    蕁麻疹が頻回に生じる。
  • 肌のシミやくすみ、肝斑が気になる。
    肌荒れがひどい。

また、次の様な希望のある方にもお勧めです

  • 免疫力を高めて感染症のリスクを軽減したい。
  • 喫煙によるビタミンCの消費を少なくしたい。
  • エイジングケアをしたい。
    肌を白く美しくしたい。

起こり得る主な副作用

  • 溶血

    G6PDという酵素が欠損している遺伝性疾患をお持ちの方は、高濃度のビタミンC点滴を行うことで溶血(赤血球の破壊)を起こすことがあります。
    高濃度ビタミンC点滴療法を受ける場合は初回に必ずG6PDの酵素活性を測る検査が必要となります。(G6PD活性検査 自費診療:税込4,400円)

  • 低血糖

    ビタミンCとブドウ糖の構造が似ていることから、血糖を下げるためのホルモンであるインスリンが過剰分泌されてしまう可能性があります。その結果として低血糖が生じることがありますので、必ず食事をしてから点滴を受けてください。空腹状態では、高濃度のビタミンC点滴は施行できません。

  • 眠気

    ビタミンCのもつ抗ヒスタミン作用が原因となって眠気が生じることがあります。

※当院では、アイルランドの工場で製造された防腐剤無添加のビタミン製剤を冷蔵下で輸送して点滴に使用しています。

※点滴を受けられる前に必ずG6PD活性を測る血液検査が必要です。当院では迅速測定器により活性を測定いたします。

点滴に要する時間

30~40分程度

料金(税込)

高濃度ビタミンC25g点滴 自費1回 10,000円
G6PD活性検査(初回のみ必要) 自費4,400円

グルタチオン点滴(白玉点滴)

グルタチオンは、肝臓で合成される抗酸化物質で、体内に取り込まれた有害物質と反応して水溶性に変化させ、体外へ排出されやすい形にする働き(デトックス作用)を持っています。
また、メラニン色素の生成を促進するチロシナーゼの働きを阻害して、シミ、そばかすを予防する他、その強力な抗酸化力によってアンチエイジング効果も発揮します。この効果はポリフェノールやカテキンよりも数倍強いとされています。
このため、パーキンソン病に対する治療の他、解毒や肝機能改善、美白等に使用されており、抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)や、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療にも使われます。

グルタチオン点滴を施行する際には、その他の抗酸化物質を同時に点滴することで、更に高い抗酸化作用を得ることが出来ます。

適応

起こり得る主な副作用

  • 重度の低血糖発作(自己免疫性低血糖)

    点滴の中止と補食により改善します。

点滴に要する時間

20分程度

料金(税込)

グルタチオン点滴(白玉点滴) 自費1回 5,000円

ビタミン&ミネラル点滴(マイヤーズ・カクテル)

人間にとって必須となるビタミンやミネラルの内、特に必要と考えられるビタミンB群とビタミンC、カルシウム、マグネシウムを含んだ点滴です。

  • ビタミンB1(チアミン)

    糖質の代謝とエネルギー産生の過程にビタミンB1は不可欠です。食事から摂取した糖質はブドウ糖に分解されて吸収された後、細胞内に入ってピルビン酸に変わります。ピルビン酸はミトコンドリアに入ってアセチルCoAに変わり、クエン酸回路に送られてエネルギーを産生します。つまり糖質の代謝にはビタミンB1が不可欠なのです。ビタミンB1が足らなければピルビン酸が乳酸に変わって蓄積していきます。乳酸は筋肉に溜まると痛みや怠さの原因となります。ビタミンB1が十分に補給されると、乳酸はピルビン酸に戻った後、アセチルCoAに変換されてクエン酸回路に入りエネルギー産生を行うことができるようになります。つまりストレス過多の状態では、大量のビタミンB1が必要となるのです。

  • ビタミンB2(リボフラビン)

    ビタミンB2は、食事で摂った脂質、糖質、タンパク質を細胞内のミトコンドリアでエネルギーに変換する際に補酵素として働きます。細胞の新陳代謝の促進、皮膚や髪、爪の健康を維持するなど発育や美容に関わるビタミンです。代謝の過程で発生した動脈硬化や老化の原因である過酸化脂質を除去する働きもあります。

  • ビタミンB6(ピリドキシン)

    蛋白質の代謝に大きく関与します。神経伝達物質の産生に必要であり、抗体を作って免疫力を高める、皮膚粘膜の状態を維持するといった働きもあります。

  • ビタミンB12(コバラミン)

    葉酸と協同で神経細胞の修復、赤血球の生成に関与します。神経細胞や赤血球中の核酸(DNA)の合成に際して補酵素として働きます。刺激に対する過敏反応をなくし、集中力、記憶力を高め、精神を安定させます。

  • ビタミンC

    ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えることができます。その他、リンパ球の活性化、過酸化脂質の生成抑制、抗ヒスタミン、コラーゲンの増生、メラニンの生成抑制などの作用もあります。大量のビタミンC摂取により、ストレスに伴う体調不良改善やアンチエイジング、美容等への効果が期待できます。

  • カルシウム

    体内にあるカルシウムのうち99%は、骨や歯などの硬い組織に「貯蔵カルシウム」として存在しており、残りの1%が、血液や筋肉、神経の中に「機能カルシウム」として存在しています。この機能カルシウムは、細胞分裂とその分化や筋肉の収縮(心筋の収縮)、神経細胞の興奮抑制、酵素の働きの促進、血液凝固作用などに関与する重要なミネラルの一つです。

  • マグネシウム

    生体内において300種類以上の酵素の活性化に関わっており、筋肉の収縮、神経の伝達、体温の調整など、人体に必須のミネラルの一つです。マグネシウムは、ストレスが強い時やアルコール、カフェインの過剰摂取によって体外への排出が促進されてしまいますが、これに伴って意欲と関わりの深い神経伝達物質であるドーパミンは減少してしまいます。ドーパミンが減少すると精神安定に関係している神経伝達物質であるセロトニンの分泌も少なくなってしまいます。 慢性的なマグネシウム不足は、虚血性心疾患、動脈硬化症、骨粗鬆症、糖尿病発症のリスクを上げる事も報告されています。

起こり得る主な副作用

  • 胸部から直腸にかけての熱感
  • 低血圧
  • 不整脈

点滴に要する時間

20~30分程度

料金(税込)

ビタミン&ミネラル点滴(マイヤーズ・カクテル) 自費1回 5,000円
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